Kaoru Mansour

アート

作品を見て思い出すこと

アートKaoru MansourComment

ギャラリーに預けていた古い作品をピックアップに行きました。

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この作品の事はすっかり忘れていました。でも手に取った途端、作った時の情景がパ〜っと頭に浮かびました。息子はうちから車で30分かかる中学校に通っていました。放課後、学校の周りが子供を迎えに来た親たちの車で混雑します。だから早めに行って時間をつぶしていました。

義理父と妹

義理父と妹

最初の作品は、その時間つぶしのために作った作品です。サイズは10インチ正方形ですから約25cmの正方形です。校門あたりをチラチラ見ながら車の中でせっせと糸を針にかけていました。他の時間つぶし作品は売れてしまったのですが、一つ残っていてなんだか嬉しいです。

義理父の妹

義理父の妹

息子

息子

上の作品は息子が小さい時、シーリングファンの熱狂的なファンだったので作りました。いつも寝る前にはシーリングファンのカタログを読まされていました。ファンの直径、回るスピード、等全部暗記していたのですよ。カタログは5、6冊ありました。変わった子供でした。

義理母の兄

義理母の兄

上の作品は義理母のお兄さんです。会った事はないのですが、彼が亡くなった時、義理母からあまり幸せとは言えない彼の一生を聞かされました。その時彼に何かしてあげたい。と思って作った作品です。

旦那

旦那

これは旦那が5歳の時です。ジャケットがいいでしょう?もちろん顔つきは今56歳の彼とは全然違います。でも、よく見ると目だけは同じなんですねえ〜。

作品はできの良し悪しに関わらず、時間が経つと写真アルバムのように楽しめます...いや、楽しめる時もあります。なんじゃこれは?と落ち込む時もあります。

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子供とアート

アートKaoru MansourComment

今日、仕事場にある引き出しを開けて探し物をしていたら、これを見つけました。

Pablo Picasso

Pablo Picasso

息子が幼稚園の時、担任の先生から『子供達にアートのクラスをしてくれない?』と頼まれ、作ったものです。

Jean-MIchel Basquiat

Jean-MIchel Basquiat

詳しい内容は忘れてしまったのですが、アートをたいそうに考える必要はない。自分が嬉しかった事、悲しかった事、腹が立った事、実際見たもの、想像するもの、なんでも自分が描きたいように作りたいようにすればいいのよ。と言うような事を話した気がします。

Marc Chagall and Robert Rauschenberg

Marc Chagall and Robert Rauschenberg

おぼえているのは、一人の子が手を上げて今朝のパンケーキが最高に美味しくて嬉しかった。と言いました。その後、「これどお?」っと、Oldenburgを見せたら、『え〜〜〜っ!これがアート?』とクラス中が叫んで大笑い。先生もびっくりしていました。

Claes Oldenburg

Claes Oldenburg

子供の頭は柔軟です。その時に色んなアート作品を、色んな音楽を紹介すれば面白い事が起こると思いませんか?

Van Gogh and Alexander Calder

Van Gogh and Alexander Calder

今、あの時の幼稚園児は23〜4歳です。みんなで笑ったOldenburg覚えているかなあ〜

色と気持ち

アートKaoru MansourComment

旦那の好きな色は黄色です。黄色を見るとパーッと元気が出るそうです。いつから好きなの?と聞くと、3、4歳の頃工事現場にあるトラックやブルドーザーやクレーン車、それらが黄色で大好きだったそうです。多分、その時の気持ちが黄色を見るとかえってくるのかな〜と言います。

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お気に入りのコーヒーカップも

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Tシャツも、

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CDカバーに使う私の絵も、全部黄色。

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私はライムグリーンとピンクが好きです。ピンクは初めて買ってもらったランドセルがピンクだったせいかもしれません。大好きなランドセルでした。

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好きな色は楽しい記憶と繋がっているのでしょうか? 苦手な色はどこから来てるのかな?


P。S。前、息子と話していたら音のピッチによって違う色が見える子がクラスにいたそうです。ピッチの聴き取りテストはいつも満点だったらしい。これ、面白くないですか?

忘れない人と事

アートKaoru MansourComment

なんだかやる事を増やし過ぎて、こちらのブログが放ったらかしになりました。

お久しぶりです。

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今年も庭にザクロがなりました。

これ、食べるの面倒くさいです。でも、こうやって半分に切って水につけてからだと、パラパラと簡単に実を外すことができます。この方法を教えてくれたのは息子の幼なじみのお母さんでした。図書館に勤めていた人で、色んな事を知っているお母さんでした。

彼女が脳腫瘍で亡くなってからもう何年も経ちますが、ザクロを食べる度彼女の事を思い出します。

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凄い量(?)の情報が頭の中に詰まっているのに、誰がどう言ったかをはっきり覚えているのは面白いです。

アートクラスで色んなことを学びましたが、友達が言った『作品は最後まで手を抜いてはダメ』が今一番残っている事です。

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親が子供に話す事、先生が生徒に話す事、先輩が後輩に話す事、友達同士で話す事、近所の人と話す事、買い物に行ってお店の人と話す事...自分は気がつかなくても誰かがずっと覚えている事を言ってるかもしれないですよねえ。

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棚からぼたもち

アートKaoru MansourComment

趣味でエーカーフット/ACRE FOOTというバンドで唄っているのですが、バンドが演奏できる場所があまりないです。1月に『今年もどこかで演奏できるかなあ〜』とメンバーで話していました。

そうしたら3月、ギャラリーをやっている友達が『ライブやってよ。』と連絡して来た。

その後は12月まで予定がないのでCDのためのレコーディングや編集をしていました。そうしたら6月Bluewhaleで一緒にやらない?と誘いがあった。もうこれで終わりか、と思っていたら、先週、THE FOLLY BOWLから8月うちでやりませんか?(上のチラシ参照)と連絡がありました。

こちらから頼んでいないのに、3回続けて棚からぼたもちです。

バンドは趣味ですが、フリーランスの仕事をしているとたまに”棚からぼたもち”があります。私が努力しなくても、どこかで私の絵を見た人がギャラリーを見つけて買ってくれたり、大きな仕事をくれたり。

こう言うのに味をしめると、作品が売れない日が続いた時、”棚ぼた”を期待してしまいますねえ〜

うちの旦那はフリーランスのミュージシャンですが、この職業は棚ぼた現象がもっと凄いので、何年やっていてもどこかで期待しているそうです。支払いに困っていた人が急に有名なミュージシャンのツアーの仕事を頼まれたりしますから。

親にアーティストになりたい、ミュージシャンになりたいと言ったら、『そんな夢みたいな事を言って』と却下された話をよく聞きますが、実際なってみても、この職業、『そんな夢みたいな事を』考えてしまう事があります。

起こらない。と、言い切れないところがいい。
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今考えている事

アートKaoru MansourComment

(イメージはNorton Simon Museum で撮りました)

作品を売って生活をしている私が言うのもなんですが、ギャラリーの絵は高いです。

私の作品を気に入ってくださった方がよく値段の質問メールを下さいます。そして、『あ〜、ちょっと手が届きません。』とガッカリされる事が多いです。

いくつかのギャラリーを通して売っていますから、作品の決まっている定価を勝手に下げると問題が起きるのです。

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でも、作品を本当に気に入ってくださった方に持っていて欲しいなあ〜といつも思います。

で、今、時間がある時に小さなパネルで試行錯誤しています。

将来、ポスターではなくて、そんなに値段が高くない小さな作品を私のホームページで販売できればいいなと思っている次第です。

何かいいインプットがあればメール下さいね。

人それぞれの感じ方

アートKaoru MansourComment

知り合いの展覧会を見に行きました。

ははは、面白い...と最初思って、悲しい状況なのかな?とも考えました。

これは2日前に見た美術館の像です。

これも最初笑ってしまいました。
カッパがポーズをとっている様に見えた。

<多分19世紀 インド>と書かれていました。

こう言うのとか、

こう言うの。

きっと、顔や手や動物、等に色々な理由があって、その時のインドの歴史があって、それを聞いたら笑ってはいられない状況かもしれないな...と思い直しました。

同じ作品を見ても人によって面白いと思ったり暗いと思ったりする。それは私達それぞれの違った経験からくる感情でしょうか?

ずっと前アーティスト友達とマーク ロスコの展覧会に行きました。後で、彼女が『なんと深い鬱を感じる絵だろう。』と言ったのでビックリしました。その時の私に鬱は感じなかったのです。

あれから25年近く経ち、去年またロスコの作品を数点見る機会があったのですが、その時はなんだか深い悲しみを感じたです。25年の間に私に何が起こったのかは知りませんが、今なら彼女の言った事が少し分かる様な気がします。彼女は逝ってしまいましたが、『やっと分かってくれたか。』とニンマリする顔が見えそうです。

(最初の2つはSachiko Mikiさんの作品です)
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物の温度

アートKaoru MansourComment

マーケットでランブータンと言う果物を買いました。

見た途端(トロピカルなところから来たな。)と思った。
ガテマラ産です。

これはGac。
タイランドで撮りました。

これを見て日本の果物と思う人はまずいない。

絵も音楽もダンスも見たり聞いたりするだけで、
その場所の温度が分かる時がありますね。

本人が育ったり生活している場所とは全く違う
印象の作品を作る人がいますが、

そう言うアーティストは自分の中に外側とは関係のない
温度や色があるのかもしれません。

そうやって考えれば、私の人生半分はロサンゼルスですが中身は日本です。

よく、私の作品を見て『あなた日本人でしょう?』と言われます。

あたり。

(写真は2014年タイランドで撮りました)

溜め込む人

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朝起きると音楽室にイスがずらりと並んでいました。

旦那のテンテットのリハーサルがあるらしい。

私は仕事場の掃除を始めました。

2時間後にミュージシャンがやってきて、
演奏が聞こえてきました。

夕方近く演奏が終わり、みんなが帰る気配がします。

私はホコリにまみれて溜め込んだガラクタをまだ整理しています。

旦那と息子が仕事場をのぞきにきましたが、あまりの散らかりようを見て去って行きました。

世の中にはHoarders/捨てられずに溜め込む人達がいる話をよく聞きますが、仕事場に関して言えば私はこのカテゴリーに足を突っ込んでいます。

こんなモノまで丁寧に畳んでしまってありました。

片付けど片付けど猶我が仕事場キレイにならざりぢっとダンボール見る。

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遠くから見る近くから見る

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前注文した大きなキャンバスが邪魔なので
使う事にしました。

思い切って黒にした。

私のスタジオは小さいので、
最初近距離でバックグラウンドを塗りました。

次の日スタジオに入ったらキャンバスに
全く表情がありません。

近くから見ると色々ドラマがあるのですがねえ。

今度は面倒臭がらないで
近づいたり離れたりで描きました。

大きい作品は遠くから見てハッとさせて、
徐々に近くに引きつけていく。

近くに来たらまた違う発見がある。

みたいなね。

難しいです。

私が歌っているバンド、エーカーフットのライブが
来週あります。

できれば、これは遠くより是非近くで聞いて下さい。

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ムード

アートKaoru MansourComment

作品のアイデアを考えている時、
TVのニュースがかかっていたら、
全く集中できません。

何年か前、ジャクソンポラックが作品を作る時に
聞いていたという音楽のCDを買ったら、
ピッグバンドジャズだったので驚いた事があります。

私の頭の中にはフリージャズのイメージがありました。

上の作品、夜中にメシアンを聴きながら作り始めました。
明日は黒い糸でぐるぐる巻きにしようと思って寝ました。

でも、朝起きて見たら、
「え〜〜っ、これは重すぎる。」と、思った。

昨夜は音楽と夜中のムードのせいで
朝とは違う私でした。

昼間Gretchen Parlatoを聴いていたら
こんな風になってきた。

途中、もう顔はいらないか...と思って
裏を取りました。

でも、今はまた夜中。
ビルエバンスを聴いていたら、また変えたくなっています。

朝昼用と夜用に分けないとややこしくなる作品がある。
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リバウンド

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ギャラリーからたのまれていたシャンデリアの
作品が、今週できました。

この前に描いていたナッツの作品よりも
ずっとシンプルです。

私は同じタイプの作品が続くと飽きてしまいます。

なんだか脳みその同じ部分ばかり使っている様な
気持ちになる。

で、今はこの2つの古いプラスティック額を睨んでいます。

友達が私のために取っておいてくれた。

特にこっち。

シャンデリアの作品を作っている時は
静か〜〜な古いシャトーのような
気持ちでしたから、

今度は、
ガサ〜〜ゴア〜〜と、雑なヤツが
作りたいです。

バーガーが続いたら
ソバが食べたくなるみたいな...

おとなしい恋愛相手の後はワイルドなのみたいな...

これは、私ではありませんよ。
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そこまで考えていなかった事

アートKaoru MansourComment

紙を使ったオブジェ等を作るアーティスト友達えちこさんに会いました。

『作品の掃除の仕方は?と質問される事があるのよ。』と言います。

 じつは、私のヒョウタン作品も同じ事をよく聞かれます。

『壁ではなくて棚に置いてもいいですか?』と聞かれたりもする。

そのせいかどうか分かりませんが、
このシリーズあまり売れません。

電化製品のように説明書を付けようかなあ。

設置場所:見えるところならどこでも好きなところでよい。
掃除の仕方:たまにエアダスターもしくはケースに入れてもよい。
推薦事項:『いいわねえ〜』と褒めてやると喜びます。

最近のスタジオ

アートKaoru MansourComment

うちは3人家族、そのうち2人がフリーランスの
ミュージシャンです。

で、旦那が何種類かCDを出すらしく、
私のところへ『デザインお願いしま〜す。』と
説明書きをゴソッと持ってきました。

それを、作品を作る合間にデザインしていたら、

今度は息子がライブを3つやるので
そのチラシをお願いしま〜すとNYから
テキストしてきた。

え〜〜っ!!!   です。

いつ仕事すんのや...
こき使われてるやん私...

2人とも必!経費節約ですからねえ。
しょうがない。

でもCDのデザインはやっていると面白くなりますね。

パカっと開けた時にどうくるかが勝負のような
気がします。

もう、
CDは誰も買わない時代に突入していますけれどね。
今更やる気出してもですけれどね。

いや〜いい頭の体操させてもらっています。って、

2人共タダより高い物はない。を忘れていますね。
何してもらおうかなあ〜〜〜
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こわい想像

アートKaoru MansourComment

先週からInstagramを始めました。

本当は2つのブログにfacebookで
いっぱいいっぱいでした。

だったら、なぜ始めたのか?
写真1日1枚ぐらいできそうな気がしたから。

若いアーティストやギャラリーも
すすめてくれたから。

でも、ポストしたら他の人達がハートを
クリックしてくれました。

そうしたら、
その人達が何をポストしているのかが気になる。
チェックしてハートをクリックする。

クリッククリックしていくうちに時間が過ぎていく。

あかん!こんな生産性のない事をしていたらあかん。
と思いながも、

「ははは、面白い写真。』と次々に見てしまいます。

また、スマホゲームのように中毒になると
注意が散漫になって作品の質が落ちて
しまいますから要注意です。

ハートやイイネをクリックしているうちに
死んでしまってはちょっと困る。
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言葉とイメージ

アートKaoru MansourComment

今朝、旦那と犬の散歩をしていたら、
”チェロ協奏曲ロ短調”みたいな曲のタイトルは
面白くない。と言うのですよ。

僕は音楽とは関係なくても面白いタイトルを
考える。と言うので、

音楽とは関係ない?と聞き直しました。

彼の場合、音楽とタイトル全く別々だそうです。

そんなの初めて聞いた。

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以前は私の作品全部”無題”でした。
無理にタイトルを付けない方が
正直と思ってました。

言葉はパワーがありますからねえ。

息子も旦那も音楽をやっているので、
今まで色々なCDカバーやチラシを作りましたが、

いつもCDのタイトルやバンドの名前、などで
イメージを決めてきたような気がします。

で、最近デザインしたこの旦那のCDカバー
私は凄く違和感を覚えるのですよ。

黄色は旦那の一番好きな色でこのイメージがいいと、
彼が選んだのですが、タイトルは
"ten technicians titled TED" です。

テクニシャンとテッドと言う名前、
この花のイメージには合わないと思うのです。

その事を説明したら『考え過ぎ』と言われた。

そうかなあ〜〜〜
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ビワと作品

アートKaoru MansourComment

昨日、私のもう一つのブログを書いていて思った事です。

旦那に枇杷の味をたずねられて、
うまく説明ができなかったのは、

他に似ている味のものが
見つからなかったからです。

それがネーブルやボスク梨だったら簡単でした。
彼も私もはミカンと梨の味を知っていますからねえ。

殆どのアーティストが作る初めの頃の
作品は『誰々みたいです。』

私はRichard Diebenkornが大好きだったので
どの作品もDiebenkornもどきでした。

最初から他に例のない作品を作る人も
たまにいますが、

アーティストの殆どは〇〇みたいから
時間をかけて自分自身の作品を
作るような気がします。

いつか私も枇杷みたいな作品が
作れるようになりたいです。

絵の行方

アートKaoru MansourComment

5月はアートオークションが多いです。

Venice Art Walk Auction と
Long Beach Museum Art Auctionは
もう何年も作品を出しています。

Venice Art Walk Auctionは
ベニスファミリークリニックと言う、
医療機関に売上金が寄付されます。

他にも、劇団資金集めのオークションや
非営利団体ギャラリーのオークション、等
色々あります。

売上の%を貰う事もありますが、
殆どは作品を寄付します。

若い頃は作品の出し惜しみをしていました。

今は売れずにスタジオで長い間、
プラスチックに包まれているより
どこかの壁に掛かっている方がいいか..
です。

私が死んだ後、息子も片付けが
楽ですしね。

ずっと前、
舞台俳優の非営利団体
アートオークションと言うので、
電話のやり取りで手続きをした後、
女の人が絵を取りに来ました。

普通は後何か言ってくるのですが、
その団体だけはうんともすんとも言ってこない。

その話を友達にしたら、

私が詐欺にあって絵を持って
行かれたのではないか?と言うのですよ。

どう思う?ミンちゃん?

もし、
そこまでして私の絵が欲しかったのなら、
あげます。
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さがしもの

アートKaoru MansourComment

カリフォルニアCentral Valleyにある
ビルの絵を頼まれました。

まわりにはアーモンドとピスタチオの
畑があるそうです。

で、絵のイメージをアーモンドの木とピスタチオの木
にしようと思って、園芸店に電話をしました。

ところがナカナカ見つからない。

アーモンドもピスタチオもロスより
もっと高い温度が好きだからなあ〜
と言います。

でも、
四軒目でアーモンドの木見つけました。

やった!

ナッツはよく食べますけれど、
こんな木になっていたんですね。

ほら、一粒なっていますよ。ホホ
小さい桃みたいです。

でも、結局ピスタチオの木は
見つかりませんでした。

最後に電話をした店があると言うので
とんで行ったら、 Chinese Pistacheと
言う木の間違いでした。

名前は似ているけれど、
ピスタチオの木とは別人だった。

しょうがないので、ツルの植物を3鉢買ってきた。
このイメージを使おうかな?

ピスタチオの木、ピスタチオの木、

見たい、見たい。の1日でした。
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決めつけないで付き合う

アートKaoru MansourComment

UCLAロイスホールのコンサートに行きました。

少し早く着いたので席でプログラムを
読んでいると、シマのシャツを着た
若いゲイの男の子が隣に座りました。

なぜ、ゲイと書いたかと言うと
彼が会話の中で言ったから。

今は随分オープンになりましたけれど、
それが自分なのにダメ出しされるのは
イヤな気持でしょうねえ。

LGBTの事も含めて
自分に理解できない事を『間違ってる』と
決めつけていると、きっと自分を正当化する
事しか興味がなくなりますね。

そうしたらバカにするか不機嫌になるしか
ないような気がします。

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これから起こる事、なるべく最初から決めつけないで
謙虚に向かい合いたいです。

決めつけない。
これは作品を作るのにもとても大事です。
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