昔の作品のプリントを何枚か頼まれました。
フォトショップでイメージを見ていると、どの作品にも、表面に細い犬の毛や、花粉のようなものがくっ付いています。きっと気がつかないで一緒にアクリル液を塗ったのでしょう。
今日、旦那と話していたら、レコーディング後。昔気にならなかったチェロの弦をスライドする指の音や木管楽器のキーの音が今は耳ざわりで消していると言うのです。
あっ、似ていると思いました。私も今見ると、作品の表面にくっ付いている小さな物が目ざわりなのですよ。
でも、それらがない事で作品がもっとよくなったかどうかは、今もよく分からないです。
しかし、何年も作品を作っていてこう言う事に気がついた訳ですから、作っていなかったら気がついていなかった。そして、表面にくっ付いている物が作品の仕上がりにどれだけ影響しているのか?を考えるチャンスもなかったです。