Kaoru Mansour

たまに忘れる事

アートKaoru MansourComment

私は臨床検査技師になるための
大学に入ったのですが、

授業はとてもつまらなかったです。

楽しそうに実験する学生を見て
羨ましく思っていました。

ある日、
顕微鏡で細胞を見ながら
スケッチをする授業がありました。

それが楽しくてしょうがない。

結局、大学はやめてしまい。
そのまま、行き当たりばったりで
グラフィックオフィスの面接に行き、
下働きで雇ってもらいました。

少し遠回りしましたけれど、
臨床検査を勉強していなかったら
きっと、絵描きにはなっていなかったです。

長い間この仕事をしていると、
自分がどうして絵を描いているのか、
忘れてしまう時があります。

絵を描いているのが
当たり前のような気になる。

もっともっといい作品が作れるように
なりたいですが、

あの、楽しくてしょうがなかった
私は忘れたくないです。
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