Kaoru Mansour

気持ちチェック

アートKaoru MansourComment

ここんとこ毎日委託する絵を描いています。

私の絵を置いてくれているギャラリーは
アメリカで8つあるのですが、
ギャラリーによって置きたいと言う
作品が違います。

金箔が好きなクライアントを持つギャラリーは
『金箔のはないの?』と言ってくる。

小鳥が好きなギャラリー、
植物が好きなギャラリー...

あれも作ろう、これも作ろうと
20年以上やっていたら、
ちょっとややこしくなってきた。

あまり気がのらない作品のシリーズを
最近よく頼まれます。

NOと言えない日本人ですからねえ。
頼まれたら、何でもYESです。

(仕事をしているかチェックするミンガス)

 こんな優柔不断な人は私だけだろうなあと
 思っていたら、

 この前、私が好きな白色をベースに絵を描く
 画家(Robert Kingston)と話した時、
『あのスタイルはずっとギャラリーが欲しがるから
 描いているけれど時間があるときはカラフルな
 絵を描いている。』と言うのでびっくりしました。

 彼のような上手い成功している人でも
 そうしているのか...

(食いこぼしがないかチェックするミンガス)

どんなに上手い絵描きでも
絵で食べていくと決めたら
どこかで自分の気持ちと
折り合いをつけているんだなあ。
と思いました。

今の私に出来る事は手抜きなしで作る事ですね。
妥協しないで作品を作り続ける人達はすごいです。
当たり前のようでとてもむずかしい。
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